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SONGS FOR THE END OF THE WORLD (2012年)
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SONGS FOR THE END OF THE WORLD
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解説 - SONGS FOR THE END OF THE WORLD
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1. 火薬バカ一代 ★★★ (2025-05-19 23:43:22)

アイドル的人気が爆発した80年代からキャリアを重ねて幾年月。’12年に目出度くデビュー40周年の節目を迎えたオーストラリア出身のシンガー/ソングライター、リック・スプリングフィールドがアニバーサリー・イヤーを祝うべく発表した18thアルバム。
リックというと、エレクトロなKeyを生かしたニューウェーブ風ロック・サウンドの印象が強いですが、前作『VENUS IN OVERDRIVE』(’10年)がアメリカにおいて久々にヒット作となり、ノリにノッている状態で制作されたと思ぼしき本作においては、(ご本人の「ギター・オリエンテッドな作風を目指した」との発言が裏付ける通り)、Key類は控えめに、よりハード・ロッキンなエッジを効かせたサウンドを披露。それでいてメロディには胸を打つフックが絶妙に盛り込まれており、単に大味かつ攻撃的な作風に陥っていない辺りにはベテランの技前がキラリと光ります。
ハジけるような爽快感を伴ってエネルギッシュに疾走するOPナンバー①、その勢いを受け継ぐ②、参集したファンの大合唱がフィーチュアされているアンセミックな③、円熟味を重ねつつ老け込みとも無縁のリックのVoが映える哀愁を帯びた④⑤…と、1曲目から聴き所満載の逸曲が惜しみなく連打されるアルバム前半はとりわけテンションが高く、中でも胸キュンを誘われるメロディがキャッチーに弾むハードポップ⑧は「RICK ‘N ROLL」の魅力を体現したかの如き名曲に仕上がっていますよ。
ポジティブに本編を締め括るラスト・ナンバー⑫まで隙の見当たらない本作にあえて弱点を探すなら「それはどうなの?」というジャケットぐらいのものじゃないでしょうか。



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