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THE GHOST OF KATRINA (2025年)
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THE GHOST OF KATRINA
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解説 - THE GHOST OF KATRINA
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1. 失恋船長 ★★★ (2025-07-22 19:53:23)

メロディックロックを一度再生したら連続で同系列の音が流れる。知らないバンドばかりだがフックがあり耳に残るバンドばかりだったが一際目立ったのが、メキシコで行われる死者の復活祭みたいなヤツの、メイクを施したアートワークに引っかかり流れた曲ではなくアルバムへと飛ぶ。国内盤はリリースされていないようですが、レーベルは我らがメロディックロックの総本山、Frontiers Recordsときたら安心ですよね。

このバンドはメキシコ産なのだが聴いていて、そういうお国柄を全く感じさせない。確かに情熱的な面はあるのだが、冷ややかな北欧風を下地にしているのでハッキリいって熱量の高い歌い手によるワールドワイドなサウンドという風に捉えていたので、クセの強さはなく甘すぎないがクールなメロセンスと、大衆性を完備した唄モノロックだけに、何故に国内盤が見送られたのか?と不思議な気持ちになる。

もはやギターヒーロー然としたソロは無用な世の中だし、世代的にも不要論の中で育ってきたメンツならば、そこに重きは置かないだろうが、歌モノロックの宿命たる、ヴォーカルオリエンテッドな作風だけに不自然な感じはしない。

それにしても、これが1stアルバムの完成度なのか?その質の高さに驚かされるのだが、プロデューサーのジミー・ウェスターランドによる仕事ならば、魔法を振りかけたと言いたくなるほどに、各メンバーのバランスを考え無理無駄のないアレンジで一撃必殺と言わんばかりに、良質な楽曲を並べた。
それが個性不足と言われたら唄モノロックなんて皆、似たり寄ったりだしFrontiers Records謹製とは、そういうモノなんだと胸を張りたいのですが、部外者には厳しいでしょうね。若い頃の自分はこういう音を聴いてきませんでしたが、グランジ/オルタナムーブメント時代に随分とお世話になりました。

しなやかでハードなサウンドが放つ情熱的な響き。フックのあるメロディとダイナミックかつ繊細なアレンジが北欧風味を伴い、軽やかに一陣の風となり吹き抜けます。
まぁ飽きのサイクルは速いのですが、消費されるだけの音楽ではないのは間違いない。ワタクシの人生を変えてくれた歌モノロック。猛暑を緩和するのに丁度良い音楽です。



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